(1)平成2年10月 『道標(しるべ)』
「この作品は、古人の足跡をたどりながら前方を見すえて進む、現代の私たちの道は、曲折をくり返し、そして止まぬ心情を表現した。」- 原型 日展理事 折原 久左ヱ門
- 題字 酒井好比古
(2)平成3年7月 『煌(こう)』
「この作品は、神恵内村の厳しい四季の中に折りなす豊かな自然に向かって、はるかなる水平線より送り着く大いなる太陽の雄大さとやわらかな温もりを受け、日常生活に強靱な生命力を求め続ける安定の心を造形した。」- 原型 日展理事 折原 久左ヱ門
- 題字 高山庸一
(3)平成4年6月 『萠(もえる)』
「海と山に囲まれた、のどかな大地に育つ生命は、来るべき厳しさに備えて、たくましく、また、共同の精神をはぐくみながら育つ。静の中にも荒ぶる海に視点を移して、未来を想う様を表現した。」
- 原型 日展理事 折原 久左ヱ門
- 題字 松原政美
(4)平成5年7月 『双光(そうこう)』
「緑豊かな大地の眼下に展開する海原は、朝、夕様々な表情を創る山と海とを継ぐ視点として相添い、屹立する姿を造形化した。」- 原型 日展理事 折原 久左ヱ門
- 題字 米田可知昭
(5)平成6年7月 『翔(しょう)』
「緑の山を背景に眼下に拡がる積丹の大海原を見、高台地に集う若人達が抱く未知の世界への関心と明日に迫る苦難を克服し希望を大地に直立し、屈折しながらも天空に突入する様を形で表現した。」- 原型・題字 日展理事 折原 久左ヱ門
(6)昭和53年5月28日 『明日へ翔る』
77全道勤労青少年ジャンボリー神恵内大会実行委員会 贈制作…仁木町 鈴木喜義
茅沼建設工業・高橋工務店
モニュメントの位置図
折原久左ェ門(おりはら きゅうざえもん)
以下、展示会情報より引用「日展や日本現代工芸美術展などで斬新な作品を発表して活躍する金属造形作家・折原久左ェ門は、1931年山形県生まれ、東京教育大学工芸建築科に学んだ後、約半世紀にわたって北海道・函館を制作の拠点として活動を続けてきました。1956年に日展に初入選以降、金属という素材の力を独自の表現として生かす新たな造形を追求し、現代工芸賞や日展文部大臣賞、日本芸術院賞などの受賞も重ね、高い評価を得ています。
また、地域文化の創造をめざして北海道内をはじめ各地の公共空間のモニュメントも多く手がけているほか、意欲的な制作活動を通じて、函館や北海道の金属造形界での指導的役割を担ってきました。」
日展…公益社団法人 日展(日本美術展覧会)
現在は、折原久左ェ門 氏は役職なしの会員
現在は、折原久左ェ門 氏は役職なしの会員