山菜採りは要注意
春の陽ざしが心地よく、雪解けも進みました。白くなっていた山も今ではすっかり緑色になり、この時期を待ち遠しくされていた方は多いのでないでしょうか。後志管内では、毎年、雪解けにより多くの方が山や沢へ行き山菜採りを楽しむ傍ら、遭難事故や滑落事故などが多発しております。【行者にんにく】や【タケノコ】とこの2つの山菜採りは危険が多いです。
行者ニンニクは傾斜地に自生しているため、足場が不安定かつ湿っていると足が滑り滑落し、ケガや死亡に繋がります。また、タケノコでは、笹藪の中で足元ばかり見ているため、方向感覚が失われるため、遭難してしまいます。さらにヒグマが活発になる時期なので合わせて危険性が増します。
待ちに待った春のシーズンを楽しく過ごすためにも、個々でしっかりと遭難事故対策を行わなければなりません。どなたさまも今一度、事故防止対策を見直し事故リスクを減らしましょう。
山菜採りへ行くその前に!!
・入山日(現地)の気象状況を確認すること。・単独は避け、複数人で入山すること。
・家族や職場等、自分の行き先や帰宅予定時間を伝えること。
・ご自身や一緒に入山する方の体調は万全ですか?
・入山する服装は、目立つ色に!防寒対策も忘れずに!
・入山する場所は、携帯電話が使えるか確認しましょう!
・手ぶらで入山は絶対やめましょう!!
【水】【非常食】【携帯電話】【紙地図、地図アプリ、方位磁石】
【ホイッスル】【熊鈴や熊スプレー】【雨具】【常備薬】
これらは最低限携行して、入山しましょう。
迷ってしまった。ケガをしてしまったら。
・落ち着いて【警察110番】【消防119番】に通報しましょう。地図アプリで座標を伝えましょう。
※地図アプリは電波が圏外でもGPS機能で位置情報が下記のように取得できます。
例:N43°08’51.17” E140°25’17.09”
北緯43度08分51.17秒 東経140度25分18.53秒
・むやみに動かず、体力を温存して救助を待ちましょう。
・携帯電話のバッテリー残量を確保しましょう。
※お持ちであればモバイルバッテリーを携行。
・捜索隊やヘリコプターが見えたら、ホイッルを吹いたり、木の枝を揺らす、タオルを振り回すなど
の合図を送りましょう。
※目立つ色の服やタオルなど